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スラムダンクについて

スラムダンクの「新装版」が発売
6月1日に新装版の「スラムダンク」が発売された。
まず、1~6巻の【チーム湘北編】を皮切りに、
・7月2日 7~10巻【県大会全編】
・8月1日 11~14巻【県大会後編】
・9月1日 15~20巻【インターハイ編】
と続く予定だ。
今日はそんなスラムダンクについて。

いつまでもファンがいるということ
僕自身も「スラムダンク」が好きで、マンガもアニメも見た。
恥ずかしながら今まで単行本を購入したことが無く、これを機にマンガを揃えることにした。
購入者になって、ふと疑問に感じた。
「何故、改めて購入する人、新規で購入する人がこんなに多いのだろう?」
いつまでも読者が離れず、新しい読者が生まれ続ける。
つまりファンが離れず増え続ける理由はなんなどだろう?と。

物語は終わらない
「スラムダンク」のリアルタイム世代ではない自分は、あくまで憶測になってしまうが、当時この漫画の最大の衝撃は、
「物語が終わらずに連載が終わった」ということだと考えている。
「桜木花道と流川楓が3年生の時、湘北高校は全国優勝したのか?」「赤城晴子は桜木、流川のどっちと付き合ったのか?」
「スラムダンク」の最大のテーマであった「バスケットボールで全国制覇」「赤城晴子と付き合う」という物語の結末が分からないまま連載が終了してしまった(※結末がわからないと感じるのは、負け試合の描写がないままだからな気もする)。

物語をゆだねられた読者の行方
「バスケットボールで全国制覇」「赤城晴子と付き合う」という2大テーマが未解決のまま、投げ捨てられた読者はどんな心境になったのだろうか?
「不満足」「やるせなさ」、これで終わらなかったことが「スラムダンク」のすごい所だと思っている。

1人1人の「スラムダンク」
物語の未解決が、「不満」「やるせなさ」で終わらずに、読者1人1人に昇華された、という点がこの漫画の凄い所だと思う。
「バスケットボールで全国制覇」⇒「部活を頑張る」
「赤城晴子と付き合う」⇒「好きな女の子と付き合う」
当時の全国の小中高生自身が、2大テーマの物語の続きの主人公となったのではないだろうか。
だからこそ、「スラムダンク」をきっかけに、バスケットボールの人口が増加したのではないか。

物語の自走
「自分事化された物語」⇒「物語の未解決」⇒「続きを自分で進める」
こうなった物語は、読者1人1人の心の中にあり続ける。なぜならば自分自身が主人公だからだ。自分の人生そのものが「スラムダンク」になったのだ。
だからこそ、「完全版」「新装版」を何度も出すことが出来る。
だからこそ、「バカボンド」「リアル」がサイドストーリーとなりしめる。
そこに、自分の人生の答え合わせを求めて。

宮城リョータになりたい
僕自身は宮城リョータのような人生を歩めたらいいなと思っている。
その辺はココでは割愛するけれど。

後記
「ガムシャラになれる幸せ」っていい言葉だな~。

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